見えないものは、「ない」もの?

先日、前回の記事を取り上げてくださったとあるメルマガの前説(ここで読めます)に対して、こういうことを書きました。

それに関する話を一つ。

妻は軽度のADHDを自覚し、その最大の特徴の一つである「モノを片付けられないこと」がバッチリ当てはまります。結婚するはるか前から、片付けは苦手だそうです。で、聞いてみました。なぜ片付けられないのか?すると、意外な答えが返ってきました。

モノが自分の視界から消えると「ない」ものと認識されるから、というのです。

例えば、中身が見えない引き出しにあるものを片付けると、途端に自分がどこにしまったか忘れてしまう。だから、視界に入っていないと忘れるのが怖いのだ。引っ張り出すのが面倒なのだ。もっとも視界にあっても存在を認識できないことはあるようですが、これは私もままあること。

さて、ある程度片付けができる人が、引き出しにしまって見えなくなったモノを思い出すのに、どうしているでしょうか?なんらかのメモなり、頭の中の記憶なり、要は現物を思い出すためのトリガーがあるはずです。

そのトリガーがある一つの「場所」に全て集約されていれば、そこだけを見ればいいのですが、大抵何箇所かに分散されているはずです。また仮にある一つの「場所」に全て集約されていたとしても、容易に全項目をブラウズできる状態にあった方がいいでしょう。そんなシステムをわざわざ作るぐらいなら、目の前に現物がちらかってる方がマシ、という考えは(見た目はともかく)一理あります。

解決策としては、例えば引き出し自体に何が入っているかを書いておくとか、引き出し全体の一覧表を作っておく、といった方法が考えられます。妻の引き出しでは見栄えの問題等もありあまりやっていないようですが、子供のおもちゃ等を収めた棚についてはこれらの方法を実行し、それなりに効果が上がっているようです。

つまり、普段は思い出すためのトリガーだけが常に見えていて、いざという時には全項目がすぐに見られるもの。これは、WorkFlowyのようなアウトライナー(定義はこちら(takさんのブログ)がわかりやすいかと)だったらできるかもしれません。しかもWorkFlowyはファイルの概念がないので、探す手間が一段階省けます(これは意外に大きいような気がします)。

そうか、WorkFlowyは思考ツールである、だけではなく「片付けられない」人にとって最適な情報管理ツールかもしれない、とこの本を読みながら思い至りました。

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この「情報管理」はタスク管理も含まれるかもしれませんね。

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