続・書いて、つなげて、眺めて、我に返る

 前回の話は続編はない予定だったのですが、このツイートを見て、書きたいと思うようになりました。

 そうだ、アウトライナーがありました。そこで、以前読んだこの本を再読することに。

 アウトライナーと「LIFE」をつなげた題名に関心がわいて購入。日々の生活におけるタスクを考える道具、ひいては人生を考える道具としてのアウトライナーに着目しています。生活も、人生も、英語にすれば「LIFE」でつながっているんですね。
 私は最近workflowyよりもscrapboxを好んで使っていますが、それは単純に「カード形式」というインターフェイスが好きなこと、あとはscrapboxにおけるカスタマイズの柔軟性にあります。さらには画像を簡単に添付できることかな。以前書きましたが、自分にとって「彩り」が重要な要素の一つのようです。

 とはいえ、この本で書かれている「人生」から日々の生活のタスクまで階層的に降りていく意識は、アウトライナーの方が持ちやすいとは思います。前回、scrapboxで「中心のようなもの」というノートを設定している、と書きましたが、ここに書いてあることは当面のwant to beではあるものの、自分の人生のto beと一致しているかはちょっと疑がわしいです(なんとなく延長線上にはあるような気はしますが)。
 このように、ノートとしてやりたいことがネットワーク的に散在している一方で、それを立体的に見渡す視点は必要で、これはworkflowyのような単一アウトライナーの方が向いているような気もします。scrapboxではどうしても2次元っぽく見えてしまう視点に、3次元のような視点を持つことができるような感覚でしょうか。あるいは、ボトムアップ的方向性とトップダウン的方向性が行き交う「シェイク」をするには、間違いなくアウトライナーの方がやりやすいと思います。

 もう一つ、前回読んだ時には気づかなかった重要な指摘を見つけました。

  ちなみに私がログを重視しないのは、アウトライナーは未来を扱うことに向いたツールだと思っているからです。過去を残す用途なら、もっと適したツールが他にあります(EvernoteとかScrapboxとか)。

 ほんの一時期、日記にworkflowyを使っていたことがあって、挫折したのですが、原因はこれか、と思い当たりました。逆に言えば、アウトライナーは未来だけにフォーカスしやすいツールなんですね。
 未来を考える時、ボトムアップ的な視点(現状から先を見る)とトップダウン的(未来から今を見る)な視点が両方立ち上がる。特に「人生」とか「今年」とかの階層を持った未来の視点はアウトライナーと親和性がありそうです。過去や歴史を否定するわけではありませんが、あまり過去の部分が重くなるとアウトライナーとしていろんな意味で重くなりそうな気はします。

 とりあえずの結論としては、「人生」から見た視点を、この本を参考にして自分で時々アウトライナーで作って考えて、その結果をscrapboxに保管して、適宜リンクして、眺める。そして何か違和感があればふたたびアウトライナーをいじってみる、といったツール間でのやりとりをしてみるのも楽しいかもしれません。

photo by Ermell from Wikimedia Commons

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