「記録」の先にある「報酬」

この本を読んで、本当に始めたい習慣が定まりました。

やめられなくなる、小さな習慣
ソーテック社 (2018-10-28)
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これまで、習慣に関わる本を何冊か読んだ気がしますが、それらとは異なる視点で習慣を捉え直した本だと感じました。
この本の最大のポイントは「習慣の連鎖反応」。ある一つの小さな習慣を身につける。これがそう簡単なことではない、と筆者は指摘しますが、その代わり、その習慣を身につければ、連鎖的にいくつかの習慣が身について、人生が変わる可能性がある、と言うのです。ところが、

朝早く起き、健康な体格を維持し、いつも運動を欠かさない人の部屋がゴミ屋敷である、といったことはまず起こらないのです。

私は、この一節に引っかかりました。私は(年齢のせいもあるのですが)早起きです。ブログも早朝に書いています。健康もまあまあ維持しています。ただ、一応自室としている部屋は、「ゴミ屋敷」とまではいえないものの比較的荒れている方です。これには自分以外(つまり家族)由来の原因もあるのですが、そう言っていてはいつまでたっても部屋はきれいになりません。

そこで、毎日少しずつでいいから、身の回りの何かを捨てよう、と決心しました。そう決心してこの本を読み進めると、いくつかの参考になるポイントが出てきました。

一つは、やはり「記録」の重要性です。無意識にできるまでに習慣を身につけるためには、やはり毎日やってその記録をつけることが一番の近道である、と筆者は指摘します。筆者は習慣を身につけるには「報酬」が不可欠だ、と指摘しますが、記録は一番わかりやすい、目に見える「報酬」であり、しかも記録をつけ続けることで脳にその習慣を刻みつけることができるのでしょう。

もう一つが「目標達成シート」です。ある一つの大きな目標を定めて、それを8つの要素に分解し、さらにそれぞれの要素を8つの要素に分解する。つまり、一つの大きな目標に対し64個の小さな目標が設定されます。筆者自身の過去の「目標達成シート」がこの本に書いてありますが、筆者は64個の小目標の中で「早起き」をターゲットに設定し、そこから「習慣の連鎖反応」を起こして大きな目標を達成していきます。

小さな習慣の先にあるものを常に意識できる、というのも報酬の一つだと感じました。つまり、身の回りの何かを捨て続けることによって、ものに煩わされるストレスも減るし、ライフスタイルも変わるし、家庭運営の考え方も変わる。そのような多くの「先にあるもの」を想定できれば向き合い方も変わってくる。そうなると、人生が変わる可能性もあるかもしれません。

私はそこまで意志強固かどうかは、やってみないと、続けてみないとわかりません。なにせ、小さな習慣を身につけることは簡単なことではないのです。ただ、その先にあるものを意識できたときにモチベーションも変わるような気がしました。

“Shuriken tesselation close-up” photo by Simon Marynissen on Flickr

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