color your scrap, color your life(1)

きっかけのひとつは、バレットジャーナルでした。

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2017-10-13)
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バレットジャーナルとは、ライダー・キャロルさんという方が開発した「ノートによるスケジュール・タスク管理システム」です。

大事なことを即座にとらえ、ひと目ですぐ理解できる記録の仕方を試行錯誤し続けた結果、できあがったのがこのバレットジャーナルというシンプルなシステムなのです。

バレットジャーナルの原点はタスク管理なのですが、この本に書いてある幾多のバリエーションを読んで、わたしは、日記のつけかたを変えようと思いました。ある特定のマークをつけた箇条書きのようなやり方が、手軽で飽きがこないのではないか、と考えたのです。

手書きでいくつものフォーマットを考え、それらを組み合わせて凝った手帳を作るのには憧れるのですが、残念ながらそんな時間がない。そこで、箇条書きが手軽にできるウェブサービスを探して、たどり着いたのが、workflowyでした。workflowyはハッシュタグが使えるので、目印代わりに各項目の頭にタグをつけることにしました。といっても、単純に「いいこと」「イマイチなこと」「よくも悪くもないこと(コメント)」の3つだけ。

さらに、Firefoxの機能拡張”stylish”を使って見栄えを変えることができることがわかったので、ものは試しとやってみました。私が使ったのは「colored tags」。さきほどの3つのハッシュタグに「色」をつけてみたのです。これで特定の数文字を入力するだけで、自動的にカラーバッジがつくようになりました。

このようにして、日記が断片(scrap)に分割され、その断片に色がつきました。ところが、それだけなのに、日記に対するモチベーションが格段にアップしました。その日が、自分にとっていい日だったか、イマイチの日だったか、ひと目でわかるようになったからかもしれません。目印や絵文字でもわかるとは思うのですが、単なる3色のシンプルな表示の仕方が、私には合いました。

これは個人的印象で、誰にもお勧めというわけではありませんが、自分にとっては、小さな発見でした。何となくですが、無味乾燥っぽく見えた日々の生活にわずかながらの彩りがついたからかもしれません。そして、「ひと目ですぐ理解できる記録」のために「色」の果たす役割は、小さくないのかもしれません。それから、自分の「ログ」を記録する時に「色」を少しずつ意識するようになりました。

この項、続きます。

クエストを楽しむこと、ログを生かすこと

正月早々、楽しい偶然でした。ありがとうございます。

やる気クエスト(1) (純コミックス)
岡野純 (2015-12-12)
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元旦に発信された「のきばトーク」を1月2日の早朝に拝聴。たまたまその中でこの本の24時間限定0円セールをやっているのを知って即購入。kindleで漫画を読むのは、私にとってこれが初めてでした。普段文字だらけのノンフィクションを主に読む私にとって、ファンタジー仕立ての心理学/ライフハック系漫画というのは新鮮でした。

漫画と言っても、書いてあることは極めて真剣。例えば、ある登場人物が語るこの一節

ジュン、お前も気づいたとおり「緊急事態」になればやる気は与えられる
しかしデシのようにいつも自信がなく不安を抱え込みがちな人間は、いわば「常に緊急事態」なんだ
つまりデシの中には常時やる気が放出され続けている
だがその多すぎるやる気をどう使えばいいかわからない…

この「デシ」は、私の妻そのままです。ADHD気味だと自身で語る、私の妻に。そのデシがどう危機を乗り越えたのかは、もちろん本文に書いてあるのですが、ここでは私の妻の話を。

妻は最近カレンダーを持ち歩いています。そのカレンダーにはいくつかの工夫が施されています。A4の紙1枚に向こう4か月分のカレンダーを印刷し(元ネタはこれ)今後の予定を手で書き込んで携帯性と一覧性を重視。さらに感心したのは、前年の同時期に何が起こったかが書いてある、ということです。特に体調の変化について。

昨年のこの時期に、これこれが悪化した。私も気をつけるから、あなたも協力してこれこれを手伝って、と事前に警告を発し、文字通りの緊急事態を回避することが可能になるわけです。そして、実際この冬の妻の平均的な体調は、(今のところ)前年比で間違いなく良くなっています。過去の記録(ログ)をつけるだけでなく、それを生かすことの大切さを感じました。

あと、このシリーズの最後に「笑う」というキーワードが出てきます。私が前回のエントリーの最後に書いた一文が、まさか「やる気」つながるとは思いもしませんでした。正直あまり深く考えずに書いたのですが、改めて考えてみれば大切なことかもしれません。今の状況で笑えるということが。そして「クエスト」仕立てにして楽しむということが。

この本で紹介されるタスクシュートを使うかどうかはわかりませんが(すみません)、今年は「クエスト」を楽しむと同時に、「記録(ログ)」をつけること、それを生かすことの大切さを考えながら過ごしてみたいと思います。

今年もよろしくお願いいたします。